ツアープレーヤーたちの新たな試み<マッシーこと “倉本昌弘”>
2003年 ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント
期間:07/10〜07/13 場所:広島カンツリー倶楽部 八本松C(広島)
ポパイ復活!? 倉本昌弘が地元で単独首位!!
国内男子ツアー第12戦「ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント」が、広島県東広島市の広島カンツリークラブ八本松コースで開幕した。次週に全英オープンが開催されるため、日本ツアーから出場する選手たちはこの大会を辞退。全英行きを逃した伊沢利光や、この大会に9勝しているジャンボ尾崎などの熱い戦いが期待される。
初日首位に立ったのは、ベテランの倉本昌弘。1番、2番ホールを連続バーディでスタートした倉本は、前半を2アンダーで折り返した。そして迎えた後半、5つのバーディを量産し7アンダーまで伸ばした。2位に1打差の単独首位だ。
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広島県出身の倉本は、国内通算28勝を挙げているが、地元広島で過去30回も行われているこの大会では勝っていない。国内メジャーで唯一日本オープンを制していないが、この大会は同じくらい優勝したい大会なのかもしれない。
2000年に心臓弁膜症の手術を受け、2001年にはシード権奪回を果たしたが、昨シーズンは出場試合数も少なく賞金ランキングは109位。今シーズンは元気な姿を見せ、1試合を除いてフル出場している。6試合に予選落ちし、最上位は東建ホームメイトカップでの22位。今週は4日間スコアを伸ばし、95年サントリーオープン以来8年ぶりの優勝を狙ってもらいたい。
首位の倉本を1打差で追うのは、ディネッシ・チャンドと伊沢利光の2人。先週行われた「JGT選手権 宍戸ヒルズカップ」で涙の復活優勝を果たした伊沢が、今週も初日から好スコアをマークした。前半を1バーディ、1ボギーで通過した伊沢は、後半に入ると倉本を上回る6バーディを荒稼ぎ。2週連続優勝に向け最高の滑り出しだ。
2ストローク離れて4アンダー4位には9人が集団を作っている。その中には、2000年、01年この大会を連覇した深堀圭一郎が入っている。この2勝は共に大会10勝目を狙うジャンボ尾崎と壮絶な優勝争いを繰り広げて掴んでいる。昨シーズン肋骨をはく離骨折し、今シーズンも優勝争いに絡むようなゴルフが出来ていないが、得意の大会だけに明日以降も注目したい。