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谷原秀人が今季初勝利! 石川遼はスコアを落とし15位タイ

山梨県の富士桜CCで開催されている、国内男子ツアーの第14戦「フジサンケイクラシック」の最終ラウンドの残りが2日(日)に行われた。今週は天候に恵まれない展開が続いていたが、この日は太陽こそ顔を出さなかったものの霧にも雨にも見舞われず、試合は順調に進行した。

中盤以降、共に通算4アンダーの首位タイからスタートした谷原秀人プラヤド・マークセン(タイ)による1打を争う接戦が続いていたが、迎えた17番パー5。谷原がバンカーから放った3打目が、24ヤード先のカップに直接吸い込まれ、劇的なイーグルを奪取する。ここでマークセンを突き放し、通算8アンダーで今季初勝利を達成。昨年8月の「サン・クロレラクラシック」以来となる通算5勝目を飾った。

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首位と3打差の通算1アンダーで、2番パー3から競技を再開したアマチュアの石川遼(15=杉並学院高)は、前日まで冴え渡っていたショートゲームに狂いが生じる。3番パー5ではグリーン手前のバンカーから寄せワンでバーディを奪うも、その後はアプローチの距離感が合わず、カップを大きく逸れたりショートパットを外すなどして険しい表情が目立つようになる。特にパー3では3ホールでグリーンを外し、アプローチも寄らず入らずで4番、7番、16番とボギー。パー3が鬼門の日となってしまった。得意のパー5で3つのバーディを奪ったものの、最終的には3バーディ、5ボギーとスコアを2つ落とし、通算1オーバーの15位タイでフィニッシュ。石川を除く4人のアマチュアは全員予選で姿を消したため、ホールアウトした時点でベストアマの獲得が決定した。

単独2位は、通算5アンダーでマークセン。単独3位には、通算4アンダーで富田雅哉が食い込んだ。賞金ランキングトップを走る谷口徹は通算1アンダーの8位タイ、片山晋呉は通算1オーバーの15位タイで競技を終えている。また、日本ゴルフツアー機構の規定では、競技が54ホールに短縮された場合は賞金総額が75パーセントに減額となるが、今大会は主催者の意向により100パーセントが支給されている。

2007年 フジサンケイクラシック



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