ヨネックス、新シリーズの「EZONE」を発表、飛距離を全てのゴルファーに!
ヨネックスは、2011年1月17日に、「石川遼の飛びを、あなたの飛びに。」をメインテーマに掲げ開発した新シリーズ「EZONE(イーゾーン)」を発表した。「EZONE」は石川プロの「飛び」への飽くなき要望を実現するために設計段階から根本的な見直しを行い、石川プロの更なる飛躍への武器として結実した。
■「芯・重心設計」で更なる飛距離を/「EZONE」ドライバー
「EZONE」Type450、Type420ドライバーを2月19日、Type380のドライバーを3月下旬に発売する。Type380ドライバーは石川プロの使用モデルだ。「EZONE」ドライバーの特徴は、新しく開発した「芯・重心設計」(ゴルファーが直感的にスイートスポットと感じるフェースセンターに重心高さを配置)により、ゴルファーの感性とクラブ重心の高さを合致させ、振り抜きの良さと、インパクトでのエネルギー伝達を大きくし、飛距離アップが期待できる点だ。これにより飛距離が平均7ヤード伸びるという検証結果が得られたという。またシャフトは、5年の歳月をかけて開発したナノサイエンス素材「ナノプリーム」複合シャフトを、Type450、Type420ドライバーに採用し、強靭なしなりと高い反発性で弾いて飛ばせる設計としている。その他、グラファイトデザイン社製「Tour AD DJ」シャフトを3機種に採用している。価格は71,400円~。
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■プレースタイルで選べる2タイプ/「EZONE」フェアウェイウッド
フェアウェイウッドは「Ti」と、「St」の2機種をラインナップし、2月19日より発売する。「Ti」は、プレーヤーの持ち玉によってスペックを選択できる最適弾道設計となっている。シャフトはドライバー同様、「ナノプリーム」複合シャフトを採用。
また「St」は番手によってヘッド構造を変えた「番手別最適弾道設計」を採用し、飛距離を求める13度と15度にはカーボンクラウンを採用。飛びと上がりやすさを両立したコンポジット構造となっている。18度と21度はステンレスヘッド構造で、スピンを効かせてグリーンを狙っていける。こちらのシャフトはグラファイトデザイン社製「Tour AD DJ」シャフトを装着している。価格は、「Ti」が44,100円、「St」が49,350円。
■プレーヤーのタイプに合わせた3タイプのモデルが登場/「EZONE」アイアン
アイアンは、コンポジットアイアン、フォージドPBアイアン、フォージドCBアイアンの3種を発表した。コンポジットアイアンは、「L型マッスルパワーフェース」を採用し、フェースの反発エリアを下方及び周辺部まで拡大。トップ気味のヒットでも飛距離ロスを軽減させる。フォージドPBアイアンは、ポケットキャビティ構造で、易しさと軟鉄の好打感を両立させ、広いソール幅と、抑え目のバンス角で、払い打つタイプのゴルファーに適している。さらにフォージドCBアイアンは、強めのバンス角と広すぎないソール幅で、ダウンブローに打つゴルファーに最適。方向性と打感を兼ね備えながらも、ミスにも強いモデルとなっている。シャフトは、コンポジットアイアン、フォージドPBアイアンには、ナノプリームシャフトを採用。価格は6本セット(#5~9・PW)113,400円~。
また、上記3種に加え、石川遼プロ使用モデルの「EZONE」フォージドMBアイアンを同時に発表し、2011年の4月に発売を予定している。ショートアイアンは、低めの重心位置に設定することで、スピンの利きすぎによる吹き上がりを抑え、適正な飛距離が得られると同時に、フェースローテーションを抑えたコントロールショットでもボールが捕まる設計とした。一方ロングアイアンはあえて高めの重心位置に設定。これによりスピンを利かせてグリーンに止められ、トゥよりのウェイトに設定した。シャフトは、トゥルーテンパー社製スチールのダイナミックゴールドシャフトを装着する。価格は7本セット(#4~9・PW)147,000円。
■気持ちよく振りぬける設計/「EZONE」ユーティリティ
「EZONE」ユーティリティの最大の特徴は、大きく削ったリーディングエッジと凹みをつけたソール形状にある。この形状により、ソールと地面の設置面積を少なくし、ショット時の抵抗を最小限に抑え、気持ちよく振りぬける設計となっている。シャフトは、「ナノプリーム」複合シャフトと、日本シャフト社製スチール「N.S.PRO950FW」の2種類の装着モデルを発売する。価格は29,400円~。
記者会見場に駆けつけた同社契約プロの石川遼選手は、「新しいドライバーは、ヨネックスさんとのコミュニケーションを重ねた上での賜物だと思っています。今年の抱負として、日本ツアーの中でドライビングディスタンス300ヤードを目指し飛距離を追求していこうと思っているので、『EZONE』と1年間一緒に戦って、賞金王を狙っていきたい」と、新しいクラブへの期待を語った。