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2003年 カナリアオープン・デ・エスパーニャ
期間:04/24〜04/27 場所:ゴルフ・コスタ・アデッセ(スペイン)

コースレコード続出!18歳の新鋭が首位スタート

欧州男子ツアー第15戦「カナリアオープン・デ・エスパーニャ」が、スペインのカナリア諸島で開幕した。今大会の開催コースとなるゴルフコスタは、パー3が6つ、パー4が6つ。したがってパー5も6つという変則的なホール設定になっており、パー5でスコアを伸ばす選手が続出した。

初日首位に立ったのは、9アンダーをマークしたスウェーデンのマーチン・オランダーと、南アフリカの新鋭18歳のカール・シュワルツェルの2人。やはりパー5で確実にスコアを伸ばしてきた2人だが、オランダーは11番でイーグルを奪い、シュワルツェルは3番、8番と2ホールでイーグルを奪っている。

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首位に1打差の8アンダーには9人がひしめく混戦状態になり、2週前のマスターズで8位に入ったスペインのJ.M.オラサバルも確実にスコアを伸ばしている。得意のマスターズで好成績を残したオラサバルだが、このカナリア諸島とは相性が良く、1997年のカナリアオープンを含め3勝を挙げている。

そして、オラサバルも憧れるセベ・バレステロスも元気な姿を見せた。1912年から開催される歴史あるこの大会で、過去3回優勝しているバレステロスが、地元の声援にこたえた。11番ホールから3連続バーディを奪い、最終18番もバーディフィニッシュし、4アンダー55位につけている。

また、スペイン勢の中でも注目度ナンバー1だった、ディフェンディングチャンピオンのセルヒオ・ガルシアは、1イーグル、2バーディ、1ボギーとおとなしいラウンドだった。周囲がスコアを伸ばしているため、3アンダーなのだが、81位と大きく出遅れた形になっている。今シーズンは優勝どころか、上位に入ることも出来ず苦しんでいるガルシアだけに、昨年優勝したこの大会で復調の兆しを見せて欲しい。

初日にアンダーパーでラウンドしたのは、なんと133人。明日以降もバーディ、イーグル合戦が繰り広げられそうだ。

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