2004年 全米プロゴルフ選手権

今季メジャー最終戦!難攻不落のコースにトッププレーヤーが挑む

2004/08/10 09:00

今季メジャー最終戦、第86回「全米プロゴルフ選手権」が、8月12日(木)から15日(日)までの4日間、アメリカ中北部、ウイスコンシン州ミルウォーキーの北にあるウイストリング・ストレイツ、ストレイツコースで開催される。1998年にできたばかりのコースで設計者はピート・ダイ、全長7,600ヤードはメジャー大会史上もっとも長いコースだ。さらに多数のバンカーとまとわりつく深いラフに加え、空中には吹き荒れる強風が加わりコースはハザードだらけだ。

昨年の大会は、トッププレーヤーがスコアを伸ばせない中、最終日の展開はショーン・ミキールチャド・キャンベルティム・クラークのツアー未勝利組による三つ巴の戦いとなった。勝負は終盤までもつれ込み最終18番パー4、1打リードで迎えたミキールが放ったセカンドショットは、カップの手前10センチに止まるスーパーショット。ツアー初優勝をメジャー戦で飾る快挙を成し遂げた。

注目は、タイガーが2年連続でメジャー無冠のまま終わってしまうのか。「マスターズ」で悲願のメジャー初優勝を飾るなど、絶好調のフィル・ミケルソン(米国)がメジャー2冠目となるのか。今季「マスターズ」と「全英オープン」で2位に泣いているアーニー・エルス(南アフリカ)が雪辱を晴らすことができるのか。

また、日本からは丸山茂樹を筆頭に、米ツアーで活躍する田中秀道、国内賞金ランキングのトップを走る片山晋呉、先月「全英オープン」で初のメジャー戦を迎えた平塚哲二が出場を予定している。

なお、昨年度の賞金王として出場資格を得ていた伊沢利光は、体調不良により「全英オープン」に続き欠場。今季「全米オープン」を制したレティーフ・グーセンは、休暇中のジェットスキー事故で怪我をし肋骨に損傷があることから棄権。22回連続メジャー大会出場の記録が潰えてしまった。

2004年 全米プロゴルフ選手権