2006年 レクサスカップ
期間:12/15〜12/17 場所:タナメラGC ガーデンコース(シンガポール)
さくらが初の勝ち点ゲット!でも良郎氏は・・・
前日は本来の持ち味を発揮できず、悔しい敗北を喫した横峯さくら。女王アニカに不慣れなフォアサム、苦手な暑さと、悪い条件が重なったことも敗因だろう。しかし「今日は昨日よりは涼しいですよ」と言う横峯。しかも、今日は自分のボールだけを打つフォアボール形式。敵は、眼前のローラ・デービースとカリン・コークだけだ。
今日のパートナーは、昨日勝ち点1を獲得している韓国のY.キム。バッグは、昨日に引き続き父・良郎氏が担ぐ。スタートホールでカリンにいきなりバーディを奪われ先制されるも、2番でキムがバーディを奪い返しオールスクエアに戻す。3番、4番と分けた後、5番パー5で横峯が2メートル、キムが5メートルのバーディチャンスにつける。ここはキムが先に沈め、アジアチームが1UPリード。さらに7番パー4では、横峯がこの日唯一のバーディを奪い差を2UPに広げる。
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迎えた9番パー5のセカンド。伝家の宝刀、43インチのドライバーで“直ドラ”を試みようとすると、キムのキャディが「Too Big!(大きすぎるよ!)」との指摘が。そこでクリークに持ち替えたものの、距離が届かずグリーンをショート。対するローラは2オンに成功し、楽々バーディを奪われ差を1UPに縮められてしまう。
ローラの活躍もあり、16番を終えた時点でオールスクエアにまで迫られるが、17番、18番とキムがポイントを奪う貴重なパットを沈め、最終的に2UPでアジアチームが勝利した。
ホールアウト後、「今日は、キム様様ですからね~。(私は)バーディ1個だったし」と、素直にキムの活躍を讃えた一方、キムのキャディに対しては「最初は距離を聞いてたんだけど、そのうち番手も言い出して。まぁいっかって感じで打ってました。父には“お前には信念がない”って言われましたけど…」と話す横峯。
娘の裏切り(?)行為に対し、良郎氏は「あいつ、ほんとに言うこと聞かん。他のキャディの言うことばかり聞きやがって。16番だって、ドライバーで打ちゃいいのに、クリークでバンカーに入れやがって。大体あのキャディはでしゃばりなんよ。(そのキャディを発見し)おい、でしゃばりアンディ!」と、心中穏やかではない様子。横峯自身は敵に打ち勝ったが、良郎氏には思わぬ敵が待ち構えていたようだ。
明日はストロークプレーの個人戦。相手は、今日勝ち点を奪ったローラ・デービースが予定されている。「気が楽です!チームだと、ミスしたらいけないとか思うし…。明日は一番いいプレーをしますよ!」と、明日の勝利を誓っていた。