2006年 ミズノクラシック
期間:11/03〜11/05 場所:近鉄賢島CC(三重)
いきなり直ドラで6位タイスタート
今季3勝目と米ツアー初勝利を目指す横峯さくらが、好スタートを見せた。同ツアー公式戦で国内女子ツアー公認のミズノクラシック(三重県、賢島CC)は3日、第1ラウンドを行い、横峯は3アンダー69をマーク。ライバルの宮里藍、カリー・ウェブ(豪)らと並ぶ6位タイにつけた。
2本のドライバーをバッグに入れる二刀流でプレーする横峯が、スタートホールでいきなり魅せた。1番505ヤードのパー5、45インチの方でティショットを放つと、セカンドで今度は43インチのドライバーを選択。直ドラを手にした瞬間にギャラリーの大歓声を浴びると、グリーン手前まで楽々運びバーディ発進した。
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続く2番もバーディ。7番バーディ、8番ボギーで2アンダーでハーフターンすると、後半は1アンダー。結局この日は、5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り好位置をキープした。
「風がなかったので、もう少し(スコアを)伸ばせたら良かった」と残念がるが、同組でプレーしたローラ・デービーズ(英)との飛ばし屋対決でも、十分にギャラリーを魅了した。前半こそ、デービーズに30ヤード近く置いていかれたが、後半では何度もオーバードライブ。メジャー覇者の前で飛距離をアピールした。
キャディとしてコンビを組む有馬境佑君(14歳)との息もピッタリ。「大体、2人で意見を言い合って打つという感じで、同じ意見で打てました」と好スコアにつなげた。
今大会も、新トレーナーで女子プロレスラーのAKINOさんが帯同。コースから宿泊先へのランニングにスクワットなどトーナメント中も「次から次へとトレーニングが出てくる」。しかしトレーニングの成果が、前週2位など成績アップにもつながった。目標の年間3勝まであと一つ。横峯が二刀流とプロレス流トレーニングで頂点を目指す。