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安全策が裏目に!? 攻めの必要性を痛感した初日

2週連続優勝、そして逆転での賞金女王へと追い上げムードを見せる横峯さくら。だが、周囲の盛り上がりとは裏腹に、本人はいつも通りのマイペースだ。「マスターズGCレディス」初日は1オーバー9位タイと上々の滑り出しだったが、タイトルを争う上田は1位タイのロケットスタート。それでも、「(上田のスコアは)特に気になりませんでした」と、一蹴した。

「雨だったので、まずはフェアウェイキープと思いました」という横峯は、距離より正確性を重視した戦略でスタートする。前半は6番パー3で2mを外してボギーとしたが、8番パー5で取り返してイーブンに。「この条件だし、まぁ良いかな」と、前半をイーブンパーで折り返した。

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しかし、途中リーダーズボードを見ると、3アンダー、4アンダーとスコアを伸ばしている選手がいる。「あ、(そんなスコアが)出るんだ」。考えを改める必要があった。

「雨だからと思って、守りに入ってしまいました。ティショットを振らないと、距離が出なくてロングアイアンが残ってしまって…」。後半に入り、ようやくバーディチャンスが増えてきたが、パットを打ち切れなかったりと、流れを変える事は出来なかった。

幸い、大会2日目の予報は晴れ。「雨と晴れでは全然違うので、攻めと守りのメリハリをつけたいです。まずは予選を通って1つでもバーディを獲れるように頑張ります」と抱負を語った横峯。ゴルフの内容は安定しているだけに、今日忘れてしまった攻めのゴルフを取り戻せば、優勝争いに加わることも決して無茶な話ではないだろう。

2007年 マスターズGCレディース



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