自身も納得、16位タイと上々のスタートを切った上田桃子

約1ヶ月ぶりとなる米国女子ツアーに出場している上田桃子の「ミケロブウルトラオープン」初日、上田はアニカ・ソレンスタムの元エースキャディ、テリー・マクナマラ氏と再びタッグを組み、9時16分に10番ティからスタートを切った。

「アメリカに着いた日から体調が良くなかった」という上田は、開幕初日も「喉がすごく痛いし、体の節々も痛い」と未だ万全の状態ではない様子。だが、スタートホールをパーとすると、続く11番パー4ではグリーン左のカラーから3メートルをパターで直接沈め、幸先良くバーディを奪う。「パットのフィーリングが良くて、（ラインに）乗れば入る気がするぐらいだった」という上田は、14番パー4でも手前4メートルを沈めてバーディ。16番ではパーオンを逃しボギーを叩くが、前半を1アンダーで折り返す。

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後半に入っても良い流れは変わらず、3番パー5では1メートルを沈めてバーディ。7番パー5でも確実にバーディを奪う安定したプレーを見せる。最終9番パー4をボギーとしたものの、この日4バーディ、2ボギーの「69」（パー71設定）。体調は悪いながらも集中力を切らさず、2アンダーの16位タイで初日を終えた。

「テリーと組んでからはいつも初日が悪かったけど、最低限の目標はクリアできました。まずまずの滑り出しです」と、自らのプレー内容に及第点をつけた上田。久々となるテリーとのコンビも噛み合ったようで、「コース以外での食事でも、お互い言いたいことを言い合えるようになった」という。「日本に帰ってもうちょっと楽しまないと良いゴルフができないと分かったのが大きいし、それをテリーに伝えたらテリーも分かってくれた」。名キャディとの息も上々、プレーも上々。2日目以降も躍動する上田の姿を見られそうだ。