2010年 全英リコー女子オープン
期間:07/29〜08/01 場所:ロイヤルバークデイルGC(イングランド)
桃子、笑顔でメジャー3戦ぶりの予選通過!
初日から、良い精神状態でラウンドできている上田桃子。この日も順調にスコアを伸ばし、通算2アンダー8位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。この日の上田は、6番(478ヤード、パー5)で、カラーからの12メートルを沈めバーディ。続く7番(152ヤード、パー3)で、手前のバンカーに入れてしまいボギーを打ち振り出しに戻ってしまう。そこからは、再三バーディチャンスにつけるも全て入らない。
しかし、イライラは「無かった」という。「今年のLPGA選手権、全米女子オープンで学んだのは、メジャーではパーが良いスコアだということ。風が吹けば、パーが最高のスコアになる。」と、無理にバーディを取らなくても自身を許せる非常に良い精神状態でこの日もラウンドできていた。そして、我慢を重ねて迎えた最終18番(472ヤード、パー5)。カラーからの11メートルを沈めて今大会2度目のイーグル。ガッツポーズと笑顔で2日目を締めくくった。「ずっと後半はバーディチャンスが多かったけど、ちょっと切れなくて入らないとかが多くて、最後は真っ直ぐ打ったのがそのまま真っ直ぐ入ってくれました。」
上田がメジャーで決勝に進んだのは3戦ぶり。しかも、トップと6打差の8位タイで堂々の決勝進出だ。「トップや上位も意識は無いですね。今はそんな事を考えている余裕はないし(苦笑)、目の前の1打1打に集中したいです。特にメジャーは忍耐力が必要だけど、普段通りにやれば我慢出来る。私らしくやれればいいです。」と、最近は空回りしフラストレーションが溜まる試合展開が多かっただけに、今回は謙虚に冷静に自分と向き合っていけるということだ。一皮向けて強い桃子が復活の兆し。本人は意識をしないというがさらに上を目指しての決勝ラウンドを期待したい。