2010年 ホンダPTT LPGAタイランド
期間:02/18〜02/21 場所:シャムCC(タイ)
桃子、藍・遼の活躍に刺激「私もその中に入りたい!」
2010年のLPGA開幕戦「ホンダPPT LPGAタイランド」2日目、17位タイからスタートした上田桃子が、一気にリーダーズボードを駆け上がって行った。
出だしの1番パー5では、2打目がディボットに入る不運。3打目のアプローチはグリーンをショートし、アプローチはピンを3mオーバー。しかし、このパーパットをねじ込んで火が点いた。
<< 下に続く >>
直後の2番、さらに6番でバーディを奪うと、8番から12番まで怒涛の5連続バーディ。「何も意識はしていなかったけど、11番位から凄くショットが良くなってきて、打てば寄るし、ラインも出ていた。体の調子も良いし、クラブの入り方も良かった」と、開幕戦からいきなりの絶好調宣言だ。「インの上がりは難しくて、バーディホールは15番くらい」というが、その15番でもきっちりとバーディを奪い、「自分的には満足です」と素直に喜んだ。
この日、唯一のボギーは17番。第2打をグリーン左に外すと、アプローチはバンカー越えでピンはエッジから4ヤード、さらにつま先下がりという難しい状況。この3打目をトップして奥のバンカーに入れるが、そこから寄せワンでボギーとした。「オフに練習してきたアプローチだったので、絶対成功させたいって思ったけど、つま先下がりのライが経験無くて、トップしてしまった。もっと重心を低くしないと球に届かないことが分かりました」。失敗も、自己分析を経て貴重な経験へと昇華した。
2日目を終え、首位と5打差の4位タイ。「上には上がいるし、気を緩ませてくれないのがアメリカツアー。久々に良い所で回れるけど、最終日に優勝争いに絡めるようにしたい」という上田。「藍ちゃんが優勝して、遼くんも活躍している。私も日本人として世界で戦っているので、その中に入りたい」。やっぱり、上田には強気なコメントが良く似合う。