2009年 全米女子オープン
期間:07/09〜07/12 場所:ソーコンバレーCC(ペンシルバニア州)
桃子、内容に不満も再浮上! “初サンバイザー”の効果!?
初日の12位タイから48位タイに大きく後退し、迎えた上田桃子の「全米女子オープン」3日目。「気分転換というか、全米女子オープンで新しいことをしたかったから」と、初めてサンバイザーをかぶり登場した上田。「昨日は、距離落としてでもロードローを打つ練習をしました。フェアウェイをキープしないとボギーが出るので」と、ショットの修正も済ませ、前日の鬱憤を晴らすべく1番パー5からスタートを切った。
そのスタートホール、3打目を7メートルにつけるが、ここから3パットのボギー。2番、3番も4メートルのバーディチャンスはカップを逸れ、「パットは、今日が1番良くなかった」と、序盤から流れを掴み切れない。
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それでも、4番パー3ではピン上1メートルにつけてバーディを奪取。折り返し後の10番パー4でもフェアウェイからの2打目をピン上2メートルに乗せ、これを沈めてバーディ。スコアを着実に伸ばし、この日アンダーパーの領域へと踏み込む。だが、13番でティショットをラフに打ち込みボギーを叩くと、14番ではピン右5メートルから3パットのボギー。最後までパットに苦しむ展開が続いたが、この日1オーバーと何とか耐えしのぎ、通算8オーバーでホールアウト。全体的にスコアを落とす選手が多い中、27位タイへの再浮上を果たした。
順位は上がっても、「アンダーパーを出したかった」と、やはりその表情は曇りがちだ。「あと一歩? いえ、あと三歩くらいですね。ショット、パット、アプローチも(イマイチ)だから」。昨日よりは安定したティショットも「(ロードローを)使えたホールもあり、ミスしたホールもあった。振り遅れて右に行きがち」と、及第点には遠い様子。「明日は60台か70台後半か、どっちでもいいから勝負したいと思います。このコースに勝ちたいです」。上田の決意が、良い方向へと導かれることに期待したい。