2012年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント
期間:10/25〜10/28 場所:ABCゴルフ倶楽部(兵庫)
石川遼、パッティングが冴えて3位タイに浮上
過去4回の挑戦でトップ10を外していない「マイナビABCチャンピオンシップ」で、2008年大会以来の優勝を狙う石川遼は、2アンダー27位タイから、2日目に通算8アンダー3位タイまで急浮上してきた。
1番からスタートした石川は、5番から3連続バーディを奪い勢いに乗った。5番はティショットを右サイドのラフに入れると、2打目はピンをキャリーでオーバーし下り10mのバーディパットを残した。「ティショット、セカンド、さらにバーディパットもすべてミスなのですがバーディが獲れたのは珍しい」と本人が振り返るパットは、下り傾斜で加速し、カップインしなければグリーンをオーバーするような強さ。これがラッキーバーディだった。
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この日最大のトラブルは9番。ティショットを左サイドのラフに入れると、2打目はフェアウェイを横切りグリーン右下の崖下へ。3打目のアプローチはグリーンの手前エッジに落ちたが、スピンがかからず反対側のカラーまで転がってしまった。これがこの日唯一のボギー。しかし続く10番ですかさずバーディを奪い悪い流れを断ち切った。
後半は12番パー3でもバーディを奪うと、17番はフェアウェイからの2打目をピンも右2mにぴたりとつけてバーディ。そして最終18番パー5も2打目でグリーン手前に運び、きっちりバーディフィニッシュとした。
ティショットは右に左に曲がり、フェアウェイをとらえられなかったが、「ショットが安定した中でこのスコアには満足しています。パッティングが決まってくれているので、良いスコアを出すことが出来ました」と笑顔を取り戻した。それでも「明日は(首位のキム・)キョンテとの差を少しでも詰められるように。ショットが良くないので調整をします」と、ラウンド後は練習場に向かった。(兵庫県加東市/本橋英治)