ムービングデーに後退してしまった石川遼。この日はショット、パットともに噛み合わなかった。

米国男子ツアー「RBCカナディアンオープン」に出場している石川遼は、通算4アンダー26位タイで第3ラウンドを迎えた。スコアを伸ばし優勝争いに加わるため、攻めの気持ちで挑んだが、3バーディ、6ボギーと逆にスコアを3つ落として通算1アンダー58位タイに後退してしまった。

スタートの1番で3日連続のボギーをたたくと、続く2番は2日連続でのバーディ。しかし、前日はそこからスコアを伸ばしたが、この日はショット、パットが噛み合わずボギーが重なった。「4番、5番あたりから、ショットのタイミングが合わなくなりました」。後半に入っても修正することができず、苦しいラウンドとなった。

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前日のラウンド後「3日目はイチかバチかで」と話していたが、「勝負に入っていけなかった。失敗した。残りの3試合こそはって感じですね…」とムービングデーのプレーぶりに落胆。「今日は通算10アンダー近くまで伸ばさなきゃいけない日だったので、3オーバーでもパープレーでも1アンダー2アンダーでも（ダメだった）。今日のゴルフは伸ばせない内容だった」と俯く。

スコアの前に、まずはスイングへのこだわりを持つ石川は「いきなり悪くなっちゃうレベルのスイングだということ。いつでも（今日のように崩れることに）なりうるレベルだった。焦らずにやっていくしかない」と言葉をかみ締める。それでも、まだ1日残している状況に「当たり障りのない内容を目指しているわけじゃないので、初日、2日目みたいな、いや、それ以上のゴルフを明日、目指したいと思う」と気合いを入れなおして最終日を戦う。