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石川遼

遼、マスターズ前の最後の関門に挑む

米国男子ツアーの「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は22日(木)から4日間、フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで行われる。3週連続でトーナメントに挑む石川遼は、今大会が「マスターズ」前最後の試合となる。

米ツアーにスポット参戦を開始した2009年から4年連続の出場となる同大会。石川は過去3年で、予選落ち、40位タイ、予選落ちと望ましい成績を残せていない。巨大な湖の特性を使ったダイナミックなレイアウト、そして深く粘り気のあるラフ、硬いグリーンが選手たちを待ち受けるスケールの大きいコース。

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「ゴルフコースとして、すごくエンターテイメント性に優れている。あくまでギャラリーのことを考えてくれているトーナメント。18ホールのうち、どのホールを見ていても飽きないはず」。そしてそれは「マスターズに共通するところがある」と伝統あるトーナメントを表現した。

“王様”パーマーによる招待試合はタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンら米国出身選手を中心とした強豪選手が出場。だが、この数年で着々と自信を積み重ね「過去3回は、明らかに技術の部分で足りていないことによる結果。対等に戦えていなかった。だからこそ、今年は違うというところを証明したい」と意気込む。

その実力を示したい理由はもうひとつ。今大会に臨むにあたって、現在の世界ランキングは50位。既に特別招待によりマスターズの出場権を手にしているが、本来は今大会終了後の最新ランキングで50位以内に食い込み、4年連続の夢舞台を決めるつもりだった。もちろん招待を光栄に思う気持ちがほとんどだが、「実感がまだ湧いていない」のも本音。好成績を残して、しっかりと“圏内”に食い込んでオーガスタに向かいたい気持ちがある。

開幕前日の21日(水)は午前8時から練習場で打ち込んだ後、公式会見に出席。今季残りのシーズンで、各大会の推薦を得られれば無制限に試合出場が可能(FedEx Cupプレーオフをのぞく)なスペシャル・テンポラリーメンバー(STM=特別一時会員)に登録したことで、再び海外メディアの注目を集めた。「シード権を獲得した場合、米国内に腰を据えて戦うか?」という内容の質問には「将来的にはそう夢見ています。今すぐにとは考えていない。今、自分がここにいるのは日本ツアーのおかげだし、感謝している。一年中アメリカにいて、日本には帰らないということは考えていない。ただ、健康面を考えると、快適に戦うためには(将来的には)こっち(米国)にステイして、過ごすのがいいと思っています」とイメージを膨らませた。

今大会終了後にはオーガスタへと移動し、「20歳のマスターズ」に備える。手の中にある自信をさらに大きくすべく、充実の4日間としたい。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

2012年 アーノルド・パーマーインビテーショナル



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