2011年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/15〜12/18 場所:アマタスプリングCC(タイ)
今季最終戦に挑む石川遼、難コース攻略に意欲
アジアンツアーの今季最終戦「タイランドゴルフ選手権」は15日(木)から18日(日)までの4日間、タイのバンコク郊外にあるアマタスプリングCCで開催される。この大会が2011年最後の公式戦となる石川遼は14日(水)、当地で行われたプロアマ戦で調整した。
このアマタスプリングCCでは2009年、10年に「ザ・ロイヤルトロフィ」を戦った経験がある石川。団体戦で争われる同大会とはアウトコース、インコースが逆になったものの、当時の感触を確かめるように入念にチェックした。
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フェアウェイは広くとられ、豪快なティショットが期待できるが、グリーン、そして周辺の傾斜が大きいことから「狙っていくターゲットが狭い。セカンドショット以降が勝負になる」と言う。グリーンを外せば、難解なアプローチが残るホールも数多い。
そして巨大な池にグリーンがポッカリと浮かぶ名物ホール17番(パー3)よりも、236ヤードと距離のある8番(パー3)を強く警戒。「2番、3番アイアンでも、左右3ヤードくらいまでの誤差しか許されない。そのくらいの精度が求められる。良いショットが必ずしも“ご褒美”に繋がるかは分からない。結果にとらわれずにプレーすることがすごく大事」と目線を鋭くした。
今大会にはマスターズ王者のチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、全英チャンピオンのダレン・クラーク(北アイルランド)らタレントも多数出場。しかし「多くプレーしている選手がアドバンテージを持てる。僕も他の選手と同等の可能性を持てている。1%でも多くそれを多くする調整をしてきた」と、日本ツアー終盤からここまでの調子に自信ものぞかせる。
予選ラウンドはリー・ウェストウッド(イングランド)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)と同組に。「ウェストウッドはゴルフ全体が完成しているという印象。トンチャイはタイの英雄。楽しい組になると思う」。2011年の締めくくり。有終の美を飾れるか。(タイ・バンコク/桂川洋一)