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石川遼

遼、失速も「36ホールで一番上を目指したい」

ゴールデンウィークに突入し、15,000人を超える大ギャラリーが詰めかけた「中日クラウンズ」2日目。通算2アンダーからスタートした石川遼は、4バーディ6ボギーと2つスコアを落として通算イーブンパーの24位タイへと後退。「ただただ、申し訳なかった」と、大きな期待に応えきれなかった自身のプレーに頭を下げた。

出だしの1番はティショットを大きく左に曲げるもパーセーブ。続く2番パー5できっちりとバーディを奪ったが、その後が続かない。5番でバンカーから寄せ切れずにボギーとすると、7番パー3では右手前からのアプローチがピンを大きくオーバーして再びボギー。9番でも第2打がグリーン奥まで行ってしまい、前半だけで3ボギーを叩いてしまう。

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後半は10番、11番と連続バーディを奪ったものの、17番、18番と共にバンカーから寄せ切れずに上がり2ホールは逆に連続ボギーとしてしまう。後味の悪いフィニッシュに、ホールアウト後はそのまま練習場へと向かい、2時間近くショートゲームの練習に費やした。

「高いボールを打とうとして、ちょっと小手先の動きにとらわれ過ぎてしまい、距離感が合っていなかった」と石川は振り返る。「17番や18番はもの凄く高い球やスピンは必要としないけど、特殊な打ち方をしてしまった」と、基本に立ち返ることを確認した。

ショットは悪くないという石川。現在、首位との差は9打に開いたが、「明日1日で一番上に行けと言われている訳ではないので、この差を詰められれば可能性はある」とムービングサタデーを経て、再び優勝戦線に浮上する肚づもりだ。

2011年 中日クラウンズ



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