2011年 ザ・ロイヤルトロフィ
期間:01/07〜01/09 場所:ブラックマウンテンゴルフクラブ(タイ)
遼、練習ラウンドで好調をアピール! /ザ・ロイヤルトロフィ
アジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」に出場する石川遼は5日(水)、戦いの舞台となるタイのブラックマウンテンGCで練習ラウンドを行った。石川は、午前9時30分に高校の先輩・薗田峻輔とともにコース入り。ドライビングレンジでアプローチ、アイアン、ドライバーの順に練習を行い、クラブフェースの向きやダウンでの体重移動を入念にチェックしていた。
薗田と1番からスタートした石川は、序盤から目を瞠るビッグプレーを見せる。2番パー5はセカンド地点から打ち上げになり、グリーン右手前には池が待ち受けるシビアなレイアウト。ティショットでフェアウェイをキープすると、残り256ヤードのセカンドショットで2オンに成功。ピンそば1メートルのイーグルチャンスにつける会心のショットを見せた。
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390ヤードの4番パー4では、左ドックレッグの打ち下ろしホール。グリーン手前両サイドに池があるが、薗田とともに果敢にワンオンを狙う。2人とも惜しくも池につかまり失敗したものの、このホールはフォローの風が吹くことが多い。試合では、ワンオンにチャレンジする姿が見られるはずだ。
また、練習ラウンドを通してグリーン周りからのアプローチを中心に行い、傾斜の強いグリーンに対して上下左右と念入りにラインをチェック。ほとんどのボールをピンに絡ませ、調子の良さをうかがわせていた。
今大会は、精神力の強さも試されるマッチプレー戦。ホールアウト後の公式会見に出席した石川は、「マッチプレーで大切なのは、自分の心の中。自分のプレーで相手を惑わせようとしても良い方向に行かないし、相手のプレーに惑わされてもうまくいかない。その辺りの心のバランスがすごく重要だし、しっかりと自分を持ってプレーしたいと思います」とポイントを掲げる。心技ともに急成長を見せている石川が、若きエースとしてアジア選抜を牽引する。