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石川遼

遼、攻めのパットが裏目に・・・多くのチャンスを活かせず

今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」に臨むに当たり、ショートパットの撲滅を目標の1つに掲げていた石川遼。先週、伸び悩んだ原因となった消極的なパットを省みてのことだが、その言葉通り、インの前半から強めにパットを打つ積極的な姿勢が見えた。

スタートホールの10番パー5では、2オン2パットのバーディ。続く11番、12番とバーディパットを外すものの、カップはオーバー。13番では1.5メートルを沈めてバーディと、上々の滑り出しを見せた。前半は、3バーディ、1ボギーの2アンダーと上位で折り返す。

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後半も多くのバーディチャンスを演出したが、スコアカードに並んだのは、8個のパーと1個のボギー、それだけだった。その一因は、今週の試みの1つでもあった強めのパット。「絶対にショートしないイメージでパットは打てていたけど、ラインの読み方が合わなかった」。これまでに比べてタッチを強めたことで、スライスラインは左へ、フックラインはカップの右に逸れることが多く、この日「34」パット。3番では1メートルを外してパー、5番では3パットによるボギー。以降も2メートル前後のバーディチャンスが、ことごとくカップを逸れた。

「3番と5番、それに6番から8番のどれかが1個でも決まっていればと思うと、少なくとも3つは伸ばせた。そう考えると残念」と落胆の表情を浮かべる石川。最終的に1アンダーの39位タイとやや出遅れたが、その中でも改造中のショットには大きな手ごたえを掴んだ。「先週に比べてショットのタイミングは合ってきたし、気持ち良く振れている。内容的にも先が明るい1アンダーだし、まだまだチャンスはあると思っている」。パットが噛み合えばビッグスコアも期待できる内容だけに、明日の巻き返しに期待がかかる。

2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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