2009年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/26〜11/29 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
石川遼「今週は明るい兆しを感じている!」
現在賞金ランキング首位の石川遼が優勝し、同2位の池田勇太が7位以下に終わった場合、石川の最年少賞金王が誕生するという展開で迎える国内男子ツアー「カシオワールドオープン」。月曜日に高知県に入った石川は、コースには姿を見せずイベントと趣味の釣りに時間を費やした。
翌火曜日にはコースに現れたが、アウトコースの9ホールのみ練習ラウンドを行い、体調管理を最優先しコースを後にした。そして大会前日の水曜日はプロアマ戦に出場し、18ホールをラウンド。決勝ラウンドでイーグル賞のかかった18番パー5では、追い風にも乗り2オンに成功。イーグルパットは1mショートしたが、バーディで締めくくり、笑顔でクラブハウスに引き返してきた。
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「ショットが最近の数試合に比べ格段に良くなっているわけではないが、良い準備はできています。このコースは広いのでティショットは打ちやすいが、グリーンが大きくてアンジュレーションもあるので、2打目はピンポイントに狙っていかないと。ティショットは広いからと安心して打つと、この広い幅以上に曲がってしまうので、ティショットもピンポイントで狙っていきます。特別飛ばす選手が有利ということもないですね。アプローチやパッティングのショートゲームをまとめた人が上位に行くと思います」と、冷静に戦略と展開を分析する。
賞金王争いでライバルとなる池田とは、スタート前に言葉を交わした。「昨日の前夜祭で、池田さんと2人でトークショーをする予定だったのですが、池田さんの手首(痛)の関係で、僕1人になったので、その話をしました。手首の状態についても聞きました。なるべく練習などで多くの球を打たないようにしたいと言っていました」。石川はライバルの体調を気遣う。
さらに試合を目前にした気持ちについて「先週、先々週とは違う。ここ2週間は苦しかったが、今週は明るい兆しが自分に来ている感じです」と、表情も明るい。プロアマ後は、パッティングの練習を行い、明日からのラウンドへ最終調整を行なった。