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石川遼

遼、7バーディの猛攻で5アンダー単独首位浮上!!

国内男子のメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」の3日目。2オーバーの38位タイからスタートした石川遼が、バーディラッシュを見せた。1番パー5でティショットを右のラフに入れ、2打目は5番ウッドでサブグリーンの右ラフに運び残り60ヤードからピン手前4mに3オン。そこから慎重にパットを沈めバーディ発進とした。

4番でも4mの下りスライスのラインを読みきりバーディ。そして、この日のハイライトとなる5番パー5を迎える。ティショットは石川の理想のラインよりも右方向に飛び出し、コース右サイドの池に捕まってしまった。1ペナルティ後の3打目は前方の林を越えてグリーン方向へ飛び、ピン手前3mに止まった。このバーディパットをねじ込み、池ポチャバーディという離れ業でピンチをしのいだ。

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その後も7番、10番パー5、14番でバーディを奪った石川は、最終18番でもティショットをフェアウェイのセンターに運ぶと、2打目をピンの右手前8mに2オン。このバーディパットを沈め7バーディ、ノーボギーの「65」をマークし、コースレコードを更新。通算5アンダーで単独首位に浮上し、史上最年少での日本オープン制覇に向け王手をかけた。

「今日は3~4アンダーを目標にしていましたので、こんなに伸ばせるとは思っていませんでした。明日は今日と同じようには伸ばせないと思うので、気を引き締めたいと思います。今日はドライバーショットがフェアウェイに行ってくれたので、気分的にも楽にゴルフを組み立てられました。今日は3日間で一番スコアを伸ばしやすいので、この後も伸ばす選手が多いと思います」。石川がホールアウトした時点では、最終組が4番ホールをプレー中だったため、石川自身も最終日を単独首位で伸ばすとは思っていなかった。

この日の勢いを維持し、81年ぶりとなる大会最年少優勝記録の更新を目指す石川。フェアウェイを捉えなければこの日のようなゴルフは出来ない。まずはドライバーショットの精度がかぎを握るだけに、1番のティショットがどこへ行くかが注目される。

2009年 日本オープンゴルフ選手権競技



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