同じ最終組のアン・ソンジュに重圧をかけられないまま、3位タイに終わった有村智恵

「富士通レディース」最終日を3位で迎えながら、首位を走るアン・ソンジュ（韓国）とは8ストロークという大差。2日目に続き、最終日もアンと最終組でのラウンドとなった有村智恵だが、序盤はアイアンショットが乱れてスコアメイクに苦しみ、その差を詰めることができない。

「完璧なゴルフをしないと勝てない状況の中で、この内容は本当に良くなかった」。8番でこの日初のバーディを奪い、その後も2つのバーディを重ねたものの、アンの背中に近づくことはできなかった。最終的に2ストローク伸ばすにとどまり、通算11アンダーの3位タイ。トップ3フィニッシュにも、有村に笑顔は無かった。

「ショット、アプローチ、パットと、全て練習が足りないと思うし、やらないといけない事がたくさんある。あと6試合、悔いの残らない終わり方をしたい」。今週も韓国勢にワンツーフィニッシュを許し、「毎週、上位を明け渡してはダメ。もっと練習をして、結果が出るまで頑張るしかない」と有村。アンと2日間ラウンドを共にしたことで、今の自分に足りないものを痛感したのか。これまでにも増して、自らを厳しく戒めていた。