2010年 キア・クラシック presented by J GOLF
期間:03/25〜03/28 場所:ラ・コスタリゾート&スパ(カリフォルニア州)
藍、自分への期待を抑えて・・・予選突破!
初日2オーバーの59位タイは、首位と8打差。開幕からの3週連続優勝に早くも黄色信号が点滅した宮里藍は、巻き返しを図るべく「キア・クラシック」2日目に臨んだ。午後スタートの初日は荒れたグリーンに苦しめられた部分もあったが、この日は午前組。まずは予選突破を目指し、10番ティ(パー4)からスタートを切った。
しかし、スタートホールのティショットは左にひっかけてラフへ打ち込んでしまう。距離が残った2打目もグリーンをショートし、3オン2パットのボギー発進とする。「朝はタイミングがつかめなかった」という宮里は、序盤はショットの不安定さが目立ち、パーで凌ぐ展開が続いた。
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「パターのフィーリングは昨日より良かった」と振り返るが、なかなかバーディが巡ってこない。16番では1.2メートルと絶好のバーディチャンスにつけるが、これも外してしまう。だが、ここで「自分に期待している部分が大きいかな」と、無意識にバーディを狙っていたことに気づいたと振り返る宮里。「しっかりと自分のスイング、ストロークをしよう」と気持ちを切り替えた直後、18番パー5で1.5メートルを沈め、ようやくバーディを奪った。
後半はショットこそ復調したものの、「なかなかパットが・・・」と、昨日より速かったというグリーンを把握しきれない。バーディチャンスをものにできないまま、後半9ホールは全てパーでホールアウト。それでもこの日イーブンパー、通算2オーバーの37位タイに浮上し、決勝ラウンドに進出した。「あとはパットの読み。スピードは合っていると思うので」。残り2日間、どこまで上位に迫れるか注目だ。