2009年 日韓女子プロゴルフ対抗戦
期間:12/04〜12/05 場所:琉球GC(沖縄)
藍、今年最後をイーグル&自己ベストで締める!
心に波風を立てずに、目の前の1打に集中することをモットーとしている宮里藍だが、「昨日は久しぶりに悔しいと思って、朝から気合が入っていた」と、打ち明ける。「京楽日韓女子ゴルフ」2日目、宮里はその気持ちを集中力に転化させた。
1番パー5で、グリーン右手前のラフからアプローチをOKに寄せてバーディとすると、続く2番から4番までもバーディを奪って4連続。一気に対戦相手のイム・ウナを突き放す。折り返した後半も、10番、12番、15番とバーディを積み重ね、圧巻は最終18番。多くのチームメイトとギャラリーが見守る前で、ピンまで20ヤードのラフからアプローチをSWで直接決めるチップインイーグル!両手を万歳して喜びを表現した。
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途中からは、自己ベストの「63」の更新も視野に入れていたという宮里。「相手との勝負でもあるので、一瞬でも隙を作らないようにという意識が、このスコアに繋がったと思う」と、自己ベストに並ぶ9アンダー(64/パー73)をマークし、満足げに振り返った。
「アメリカに行って、以前より日本人としての意識が強くなっていることを実感しました」と、宮里は言う。「沖縄だし、これ以上無い終わり方。一年の集大成がここでも出せたし、納得行く締めくくりでした」と、米ツアーでの初優勝を含む躍進の年を、最後まで気持ちよく走り抜けた。
この試合を最後に、つかの間のオフシーズンに入る宮里。来季の目標は、「米ツアーでの2勝目と、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と既に明確になっている。「来年の為のオフなので、休みつつトレーニングは継続してやっていきたい」と、早くも来シーズンへの心の準備を整えていた。