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2006年 ADTチャンピオンシップ
期間:11/16〜11/19 場所:トランプインターナショナルGC(フロリダ州)

宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、首位キープ! ツアー初Vに一歩前進

米女子ツアー今季最終戦のADT選手権(フロリダ州ウェストパームビーチ、トランプ・インターナショナルGC)は現地時間17日に第2ラウンドを行い、前日トップに立った宮里藍が、3アンダー69をマーク。通算7アンダーで単独首位をキープした。4バーディ、1ボギーと危なげないプレーで予選をトップ通過。悲願のツアー初優勝に一歩近づいた。

この日の宮里は前日に続き、ショット、パットが安定。2番でボギーを叩いたが、直後の3番、4番を連続バーディとすると、9番、14番でもバーディを重ねスコアを着実に伸ばした。「とにかくリズム良く回れたのが大きかった。力みすぎず、16人に入れればいいと思ってプレーしました」。初日の貯金を生かし危なげないゴルフを展開した。

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今大会は、2日目終了時点で出場32人の半分が予選落ち。3日目にはさらにその半数の8人が脱落。最終ラウンドは、残りの8人がそれまでのスコアを振り出しに戻し、18ホールのストロークプレーを行う変則方式が採用されている。それだけにトップを維持しても浮かれることはない。「2日間いいプレーをしてきても、明日の8人に残らなければ意味がない。明日はもっと厳しくなると思うので、明日をイメージしながらやってました」。

好スコアのキーワードは自然体だ。「2日間、すごく自然な感じで回れたのはとってもよかった。アメリカに来て、ここまで自然体で回れたことはなかった。こういう感じでみんな回っているんだと思った」。落ち着いた気持ちで冷静にラウンドしたことで、さらに精神力がついたことをうかがわせた。

第3ラウンドは、順位が大きく動くことからムービングデイと呼ばれる。サバイバルレースを生き残るには、これまで以上の好スコアが必要だ。「明日は明日で気持ちをリセットしたい」。ここまでの2日間はもう過去のこと。明日からはさらに強い宮里を魅せる。

2006年 ADTチャンピオンシップ



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