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宮里藍が描く挑戦の足跡

「久し振りの日本でのプレーは楽しかったです」と急造キャディでも不安なし!

そんな急造の学生キャディという状況の中でも、宮里のゴルフに迷いは見られなかった。インスタートのこの日は12番、14番、15番でバーディ。前半でスコアを3つ伸ばして後半へ突入。アウトは我慢のゴルフが続いたものの5番でバーディを奪取。惜しくも7番でボギーを叩いたが、4バーディ、1ボギーでホールアウトし、3アンダーの2位タイと好ポジションにつけた。

「欲を言えば4つで終わりたかったのですが、まあ仕方ないですね…。久し振りの日本でのプレーは楽しかったです。今日はキャディには頼らず、全部自分でやりました。アメリカと比べて、日本のメジャーが特別やさしいとは感じません。ただ、全般的に大人しいというか日本と向こうでは感情表現が違うのでは…。明日は9番が一番大事だと思います。優勝を狙う為にも、ショートとパー4で良いプレーをしたいですね」

久々の国内復帰戦でキャディが変わるというハプニグ。そんな中でも、自分のプレースタイルを崩さないメンタルの強さは、米国ツアーを戦ってきたからこそ身に付いたもの。もし、21歳の宮里が勝利を手にすれば、樋口久子が達成した22歳と279日での優勝を抜き、大会最年少記録となる。ひと回り大きくなった宮里が、新たな伝説を作れるのか期待が膨らむ。

2006年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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