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宮里藍が描く挑戦の足跡

ギャラリーの声援に元気をもらい、後半に復調の兆しを見せる!

「ミズノクラシック」初日を終えて、5オーバーの74位と大きく出遅れてしまった宮里藍。会場で声援を送ってくれているギャラリーの期待にプレーで応えられず、もどかしさばかりが募る滑り出しとなった。

巻き返しを図りたい2日目、宮里はスタートホールの10番ティショットで不振を極めるドライバーを手にするが、大きく右に曲がりラフへ。ボギー発進としてしまうと、3番ウッドを手にした14番でも1打目を右ラフに入れるなどしてボギー。パーオンしたのは12番のみと、前日と同様、ショットに苦しむ展開となる。

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スコアを2つ落として迎えた後半、やはりティショットの曲がりは止まらず「落ち込んでいました」という宮里。ふと4番ティグラウンドで振り返ると、応援してくれている沢山のギャラリーが目に入った。「こんなことで落ち込んでいては駄目だ」と奮起したという宮里は、「アドレス時の肩のラインをスクエアにすること」などのチェックポイントを改めて確認。これが奏功したのか、「ティショットのフィーリングが良くなりました」という4番から最終9番までは、2バーディ、ノーボギーと上々のプレーを見せる。前半スコアを落とした分を取り戻し、この日イーブンパー、通算5オーバーの61位タイでホールアウトした。

ギャラリーの応援に冷静さを取り戻し、自分自身の力で復調の兆しを見せた宮里。後半でもドライバーはほとんど使用せず不安を抱えている状態に変わりはないが、4番以降のようなプレーを続けていけば、長いトンネルを抜け出す日もそう遠くはないはずだ。

2007年 ミズノクラシック



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