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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍51位で終戦、今後の日本ツアー出場の可能性も

「ミズノクラシック」最終日は、イーブンパーの38位タイからスタートした宮里藍。昨年はギャラリーの声援に胸を熱くしたが、今年はその声にプレーで恩返しをしたいところだ。

10番スタートのこの日は、13番パー5で2オンに成功して、イーグル逃しのバーディ。「ショットは良くて、アイアンは縦の距離感もあっていた」という宮里だが、18番で左手前のバンカーに捉まってボギーとすると、寒さも厳しくなった後半は2ボギーとスコアを伸ばせない。結局、1バーディ3ボギーの「74」とスコアを落し、通算2オーバーの51位タイで3日間の戦いを終えた。

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「後半はチャンスもあったけど、スネークラインが多くて、打ち過ぎてイメージ通りのラインに乗せられませんでした」と、我慢のゴルフとなってしまった。だが、昨年と比べればショットは格段に安定し、本人も手ごたえは感じている。

「調子が良くてもスコアが出ないのがゴルフだし、パットもショットもがっちり組み合わせられるようにしたい。対策は集中力を切らさないことですね」と、あと少しの噛み合わせが、今週は足りなかった。

米国女子ツアー最終戦の「ADTチャンピオンシップ」の出場は難しい状況となった宮里。明日月曜日には、拠点のあるロスに向けて戻る予定だが、今後の日本ツアー出場の可能性もほのめかす。スケジュール的には「大王製紙エリエールレディスオープン」が濃厚で、「出られるのであれば、出たいです」と本人は前向きだ。「今週はギャラリーの期待に応えられず残念でした」と肩を落とした宮里。主催者推薦枠を得られれば、もう一度そのチャンスが巡ってくる。

2008年 ミズノクラシック



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