2008年 ギントリビュート
期間:05/29〜06/01 場所:リバータウンCC(サウスカロライナ)
藍、宣言どおりにバーディ量産!
米国女子ツアー第14戦「ギントリビュート」の最終日、昨年の大会では最終日に「82」の大叩きをしてしまった宮里だが、1年後ははっきりと成長の跡を示した。
1番ティから第1組でスタートした最終日。前日、「ビッグスコアを目指していきたい」と話していた宮里は、キャディのミックとも「今日はアグレッシブに行ってバーディを多く獲ろう」と、目標を設定した。
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スタート直後は左の肩甲骨のあたり、背筋に違和感があったという宮里は、3番パー5でティショットを左のブッシュに入れてアンプレヤブルとし、4オン2パットのボギーとしてしまう。だが、気温が上がり、体が温まってくるとその違和感も解消。5番で7mのバーディパットを沈めると、続く6番では第2打を30cmにぴたりとつけて連続バーディで盛り返した。
ショット・パット共に好調な宮里は、その後も安定したゴルフを続ける。「調子の良い分、こういう時こそ攻めてみて、スコア的にも精神的にも自信をつけたい」と、リスクを恐れない攻めのゴルフを展開する。11番でバーディ、12番はボギーとしたものの、16番、そして最終18番でもバーディを奪って、この日は4日間で一番多い計5つのバーディを奪う。ボギーを2つに抑えた宮里は、最終日に今週のベストスコアとなる「69」をマークして、自身を通算6アンダーの20位タイに押し上げた。
「良かったです。昨日同様の集中力を保てました。今週は4日間を通して、気持ち的にストレスを貯めることなく、自分のコントロールが出来たのでそれが一番良かったです」という宮里。
次週はメジャー第2戦の「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」が行われる。「この4日間みたいなプレーが出来ればよいです。まだ波があるので、メジャーだと欲張らずに、逆に気を引き締めて頑張ります」と、大舞台に向けて気合を見せた。