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2008年 セーフウェイクラシック
期間:08/22〜08/24 場所:コロンビアエッジウォーターCC(オレゴン州)

宮里藍が描く挑戦の足跡

予選落ちの藍、「不思議な2週間でした」

「セーフウェイクラシック」2日目の宮里藍。初日はパッティングに苦しみ56位タイと、カットラインが気になる位置で終え、2日目に予選突破を掛けて臨んだ。

10番スタートのこの日、スタートホールのパー5でフェアウェイからユーティリティで放った第2打を右サイドの池に入れ、いきなりのボギーとしてしまう。「エイミング(アドレスの方向、狙い目)を気にし過ぎてしまった」という宮里は、その後もドライバーショットではフェアウェイをキープするものの、2打目以降の精度を欠き、グリーンを捉えきれない。

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13番パー3でボギー、「もやもやしたので切り替えようと思った」という17番では、第2打でグリーンを捉えたものの、ピンとは違う段につけてしまい3パット。18番はアプローチで3mに寄せるが決められず、前半だけで4つスコアを落としてしまう。

しかし、折り返した後半に意地を見せる。3番、4番と6~7mのバーディパットを連続で沈めて2オーバーまで盛り返す。続く5番、6番でも3~4mのバーディチャンスにつけたが、肝心のパットが決まらない。すると、7番パー5の2打目を今度は左に引っ掛けて、コース脇の生垣に入れてしまいアンプレヤブル。このホールを5オン2パットのダブルボギーとしてしまい、万事休す。この日「76」、通算4オーバーで2日目を終え、カットラインに4打届かず、2週続けての予選落ちとなってしまった。

「今週は本当にドライバーが良かったんですけどね」と苦笑いの宮里。「本当に不思議な2週間でした」と、手ごたえを掴んだ全英女子とその後の2週間の結果の差に戸惑いを見せた。「でも、こういう2週間があるのは、自分を見失わないでゴルフをするのを試されているんだと思います。去年と比べれば屁でもないです(笑)」。

宮里はこの試合を最後に帰国し、次は国内女子メジャーの「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」に参戦する。さらにその後は、「サムソンワールド選手権」の出場権を確定出来なかった為、「日本女子オープン」に出場する意向だという。「(選手権は)もちろん勝ちに行きます。勝つ要素は十分自分の中にあると思うし、日本のティグラウンドに立つときは、しっかり準備も出来ていると思います」。本気の宮里が久々に日本でも見られそうだ。

2008年 セーフウェイクラシック



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