2007年 コロナモレリアチャンピオンシップ
期間:04/26〜04/29 場所:トレスマリアスレジデンシャルGC(メキシコ)
今週もパットが課題に・・・73位タイと大きく出遅れ
今週の戦いの舞台であるメキシコは、標高が高い上にアップダウンの激しいコースのため、縦の距離を合わせるのが難しいとされている。そのため、パットの距離感がスコアメイクと鍵となるわけだが、今季パットに苦しんでいる宮里藍にとって吉と出るか、凶と出るか。
現地時間8時56分、地元メキシコのスター、ロレーナ・オチョアと同期のブリタニー・ラングと同組でスタートした宮里は、出だしの10番パー5の3打目を1.5メートルにつけ、バーディ発進とする。しかし直後の11番パー4、打ち上げの第2打がグリーンに届かず、約20メートルの距離に3オン。ここから3パットとし、ダブルボギーを叩いてしまう。続く12番ではパーオンしたものの、約12メートルの距離から2ホール連続となる3パットで結局ボギー。18番でも1.5メートルのボギーパットを外し、この日2つ目のダブルボギー。「読みと自分のイメージが合っていない」と言う通り、今週もパッティングに苦しむ出だしとなった。
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それでも「キャディとラインを読むようにしたら良くなった」という後半は、安定したプレーを取り戻し、1バーディノーボギーで切り抜けた。しかし、ボギーはないものの惜しいバーディチャンスを何度も逃し、「バーディパットがかなり外れたけど、めげずに頑張りました」と振り返った宮里。初挑戦のコースということでショットの距離感が合わなかったこともあるだろうが、本人が「今日はパッティングだけでした」と言い切るあたり、よほどフィーリングが一致しなかったのだろう。
結局、この日3オーバーの73位タイと大きく出遅れた宮里。とは言え、「上がり3ホールはいいパッティングが打てているし、最後も惜しいパットだった」と、明日につながる感覚は得たようだ。ラウンド後、その感覚を体が覚えている内にパッティンググリーンに向かい、黙々とボールを打ち続ける宮里。その背中からは、悔しさと、明日の巻き返しを誓う強い想いが感じられた。