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2007年 LPGAコーニングクラシック
期間:05/24〜05/27 場所:コーニングCC(ニューヨーク州)

宮里藍が描く挑戦の足跡

連日の60台で上位をキープ! 初優勝の望みは潰えず!

2日目のホールアウト後、「明日も気合をいれて臨みます!」と意気込んで迎えた「LPGAコーニングクラシック」の3日目。初優勝を遂げるためには、6打まで離された首位との差を少しでも縮めておきたいところだ。

今大会のコースは、距離が短いものの砲台状のグリーンが多く、ピンを狙うショットの距離感を合わせるのが難しい。宮里藍も「手前から攻めること」をテーマに掲げている。その意識が強すぎたのか、出だしの1番ホールではピン手前10メートルにつけてしまい、ここから3パットのボギーに。それでも、その反省を生かせるのが今の宮里だ。続く2番、3番と狙い通りの位置に乗せて連続バーディを奪う。

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さらに続く4番で2.5メートル、5番でも1.5メートルのバーディチャンスにつけるが、これを立て続けに外してしまい、渋い表情を見せた宮里。しかし、その後も悪い流れに傾くこともなく、6番では手前のカラーから6メートルをパターで沈めてバーディ。9番でもピン下6メートルのバーディパットを沈め、前半を4バーディ、2ボギーで終える。

「今日はいいリズムで回れた」という宮里は、後半に入っても堅実なプレーを展開。12番パー5の3打目を1メートルにつけてバーディ。13番ではアプローチのミスによりボギーとするが、直後の14番でピン下1.5メートルにつけて狙い通りのバーディを奪取。「ボギーの後に必ずバーディが取れたので、何とか食らいついて行けた」(宮里)ことが、いいリズムにつながったのだろう。最終的に、この日は6バーディ、3ボギー。3日間連続の60台となる「69」をマークし、通算10アンダーの8位タイに順位を上げた。

しかし上位陣もスコアを伸ばし、結果的に首位と6打差を詰めることはできなかった宮里。「(5番のバーディパットで)カップを蹴られた時に、今日は我慢のゴルフかな、と思った」と、序盤でビッグスコアに繋げなかったことを悔やんだ。「明日は最低3つは伸ばして、トップ5には入りたい」と最終日の目標を語った宮里だが、内心では初勝利を視野に入れているに違いない。宮里に期待がかかる楽しみな日々は、まだ明日も続く。

2007年 LPGAコーニングクラシック



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