「最後にヤマハのクラブで優勝を」今平周吾は日本オープンの悔しさ晴らす終盤戦
◇国内男子◇フォーティネットプレーヤーズカップ 2日目(23日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7105yd(パー71)◇曇り(1111人)
ナショナルオープンでの敗戦は心を砕く。2年前に一度優勝したからこそ、よく分かるタイトルの重み。「ちょっと…あれですね。日本オープンはもうちょっと頑張りたい気持ちがありましたね」。先週のことを思うと、いつもクールな今平周吾も言葉に詰まる。
1打差の2位で迎えた最終日、前半7番までにスコアを5つ落として後退した。同じ最終組で相対した細野勇策の重圧を減らしたと言わざるを得ない。かつての2年連続賞金王にとって、通算8アンダーの3位フィニッシュで得たものは乏しい。「スタートからいつも通りやっていたんですけど、ちょっとラフに入って、グリーンもだいぶ硬くなってきていたのでボギーが続いてしまった」と表情を曇らせる。
「今週は今週で、良いゴルフをしようかなと。調子は悪くない」。気持ちを懸命に切り替えて迎えた今大会も予選ラウンドを上位で終えた。初日の「68」に続いてこの日は5バーディ、1ボギーの「67」。3mのパットを沈めた最終9番(パー5)のバーディで、首位の藤本佳則に1打差の2位に迫った。
今季3回目のトップ10入りを決めた先週、年間ポイントランキングは25位に浮上した。2シーズンぶりの優勝を目指す今年はそれで終われない。ゴルフ事業からの撤退を決めたヤマハとの時間がまもなく終了する。
付き合いは契約を結んだ2017年の前からで約10年に及ぶ。来季に向けたギア選びを進めつつ、「アイアンはいまもヤマハを使っている」のは長年築いてきた信頼関係の表れに他ならない。「試合も終わりが迫っている。最後にヤマハのクラブで優勝できたら最高」。恩を返したい思いは日を追うごとに増している。(千葉県栄町/桂川洋一)