宮里藍、リフレッシュと万全な調整で連覇に意欲!
佐々木笙子が優勝、高橋恵は2位/日本ジュニア(女子12歳~14歳の部)
2011年の「日本ジュニア」最終日を2位に1打差の首位で迎えた佐々木笙子(猪名川町立猪名川中3年)だったが、雷雨で中断となる直前の9番ホールではトラブルに見舞われていた。
二つスコアを伸ばして8アンダーとして迎えたこのホール。ティショットを引っかけてバンカーに入れた佐々木は、8Iで放った第2打がアゴに当たり、再びバンカーへ。3打目でフェアウェイに出すことはできたが、通算7アンダーまでスコアを伸ばしてきた勝みなみ(鹿児島市立長田中1年)に追いつかれるピンチだった。しかし、4打目を打つ前に競技は中断。そのまま中止が決定し、前日までの成績で佐々木の優勝が決まった。
<< 下に続く >>
佐々木笙子
「複雑な気持ちの中で、優勝が決まったときはびっくりという方が強かったです。今日は泊まっている民宿の方に、午後から雨だよって言われましたが、でも本当に中止になるとは思っていませんでした。今週はショットが林の中しかいかなくて、アイアンもいまいちで、メンタルだけで2日間戦っていました。小学校のある試合で、最終ホールにダブルパーを叩いて優勝を逃したことがあって、これまではプレッシャーを克服することができませんでした。でも、メンタルトレーニングをするようになって、今週は“自分を信じろ”という言葉が響いていました」。
目標とするプロは岡本綾子。「岡本さんのように殿堂入りをしたいです」と、すでに佐々木は長いゴルフ人生を胸に抱いている。
また、昨年ステップアップツアーで最年少優勝を飾った高橋恵は、一打及ばず2位。「昨日のゴルフ(5バーディ4ボギー)が痛いです。1打差なので悔しいですが、それも勉強かなって。次の試合では引きずらないようにしたいです」とすぐに先を見据えていた。
<上位の成績/女子12歳~14歳の部>
優勝 -6 佐々木笙子(猪名川町立猪名川中3年)
2位 ―5 高橋恵(佐久長聖中3年)
3位 -4 勝みなみ(鹿児島市立長田中1年)
4位 -3 山内日菜子(日章学園中3年)
5位タイ -2 伊藤栞奈(千葉市立みつわ台中3年)、真田来美(佐久長聖中2年)
7位 -1 蛭田みな美(鮫川村立鮫川中2年)
8位タイ E 岡村優(龍ヶ崎市立城西中2年)、石川彩(さいたま市立第二東中3年)、松田鈴英(彦根市立南中2年)、植竹希望(葛飾区立奥戸中1年)、丹萌乃(西条市立西条西中3年)、秋山真凜(沖学園中3年)、橋本千里(名古屋市立萩山中1年)