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遼、クロスカントリーは小学生に完敗!
先週、タイで行われた「ザ・ロイヤルトロフィ」に参戦していた石川遼が、帰国後に恒例となった雪山での合宿を行った。12日から15日まで4日間、体力づくりをメインに行った合宿は最終日の15日に、地元の小学生を招き、クロスカントリーの大会を開いた。
ゼッケン4番をつけた石川は、スタートダッシュこそ元気に飛び出したが、途中小学生2人に追い越されて3位フィニッシュ。「初めてのレースということで、上体に力が入ってしまい、今まで練習してきたような滑りができませんでした」と悔しがる。
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レース終了後には、地元湯沢町の方々が中心になって餅つき大会が行われ、ここでも石川は率先して杵を持ち、子供たちとふれ合った。「競技が終わった後で、参加した選手たちと餅つきまでできて嬉しいです。一緒に走ったという共通した気持ちがさらに深まりますね」と、子供たちと一緒につきたてのお餅を頬張った。
合宿中はクロスカントリーに加え、石川の提案で体育館を借りてフットサルも2日間行った。4日間を振り返った石川は「もう体力的には限界に来ています。これで、(自宅に)帰って寝るだけです」と、充実したトレーニングが行えたことを実感する。
タイから帰国後はボールを打つことなく、トレーニングと短いクラブでの素振りを繰り返した。「クロスカントリーでは、左右片方ずつ体重を乗せるという、スイングにも役立つトレーニングができましたし、素振りでもより良いスイングができるようイメージも掴んできました。なので、早くボールを打ってその感触を確かめたいと思います」と話す石川だが、週明けは記者発表会など多くの仕事が予定されているため、本格的にボールを打ち込むのは、もう少し先になりそうだ。
2月の米ツアー参戦前には、石川にとって初めてとなる「ゴルフ合宿」も行う予定になっている。「合宿では、1つのテーマに集中して練習をするのもいいですし、1日に2ラウンドをこなすこともできると思います。米国に渡ってからだと、試合の準備としてボールの行方などを気にしてしまいますが、合宿ならどんなに曲がっても気にせず打ち込めると思うので、今から楽しみです」。多忙なスケジュールに追われる石川だが、着々とシーズン開幕に向けた準備に取り掛かっている。