薗田も遼とのプレーに自信/ザ・ロイヤルトロフィ2日目
2011年 ザ・ロイヤルトロフィ
期間:01/07〜01/09 場所:ブラックマウンテンゴルフクラブ(タイ)
キャプテン・ジョーの采配ズバリ!
アジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」2日目。アジア選抜のキャプテンを務める尾崎直道の采配が最高の形で結実した。
石川遼、池田勇太、キム・キョンテら最強メンバーを募った今大会。尾崎キャプテン最大の誤算はジーブ・ミルカ・シンの故障といえるだろう。世界中のツアーで勝利を重ねた実績、経験は若いアジア選抜チームにとって心強い存在。しかしシンは腰痛に悩まされ大会直前まで約5週間、まともにスイングできなかったという。
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初日、不安は的中する。地元タイの英雄、トンチャイ・ジャイディと最終組でペアを組んだシンは本来のプレーが見せられない。ハンソン、アンダーソンヘッド組に7&5でまさかの大敗。ラウンド後、キャプテンは決断した。
「地元選手であるトンチャイの組は注目度も高いので、調子を落としているジーブにはもっと負担のかからない場所でプレーしてもらうことにしました」。
そしてこの日、キョンテとともに3組目でプレーしたシンは接戦の末、1UPでエドフォース、ステンソン組に勝利。2日目を4戦全勝とした尾崎は「全勝できたことは非常に満足しています。腰痛で調子を落としていたジーブもチームに貢献してくれました」と満足げな表情を浮かべた。
2日間合計のポイントで6-2とリードし、2年ぶりの優勝が手の届くところまできたアジア選抜。「明日のオーダーは2日間見ていて調子の良いリャン選手をトップに。トンチャイはチームの柱として頑張って欲しいので最終組にしました。大差をつけて最終日に臨めますが、決して油断はしません。今日の夜のミーティングでは勝利することを皆で確認し合いたいと思います」。頼れるキャプテンのタクトは最後まで冴え渡るだろうか。