金田久美子、初日の2ペナ分が届かず単独2位
金田久美子、オフは2ヶ月合宿で「世界ジュニアの初心に戻る」
12月に行われたファイナルQTで24位に入り、2011年度に行われるレギュラーツアーほぼすべての出場権を獲得した金田久美子。「ほっとした」と安堵の表情を浮かべながら、この日は大阪市内のデパートで行われたナイキ主催のトークショーイベントに出演した。
会場は映画館のような中規模ホール。ショップ内でのイベント出演の多い金田も、「これだけ大きいのは初めてなので緊張しました」と、硬い表情で登壇してきた。しかし、ファッションやオフの話題、さらに来場した観客とのQ&Aなどで場が和むと、徐々にいつも通りの笑顔が溢れてきた。
今年はステップアップツアーで2位3回、下部ツアーの賞金女王だという金田だが、「すごく悔しかった」と、勝ちきれなかったことへのもどかしさが勝っている。それでも、「一つ一つの技術が前より安定して良くなっているし、最後まで諦めないメンタルが強くなった」と、この1年でじっくりと力を蓄えた。
それはファイナルQTでも発揮された。初日「69」と好スタートを切った金田だが、2日目は一転して「79」の大叩き。「前までは“どうしよう・・”ってなっていたけど、今年はまだ2日あるし、自分のゴルフをしていれば大丈夫だと思えた。去年の失敗はしたくないと思って、切り替えることが出来た」と、精神面の逞しさでこの難局を乗り越えた。
今オフは1月6日にグアム合宿をスタートさせると、その後はサンディエゴ、さらにハワイ、沖縄と2ヶ月近い長期合宿でシーズン開幕に備えるという。「サンディエゴは世界ジュニアを戦ったところなので、そこで初心に戻ろうかなと思っています」。2011年、新たな1年を前に、早くも気合い十分だ。
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