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首位浮上の池田、大逆転賞金王へ望みを繋ぐか!?

賞金ランクトップのキム・キョンテを約4,125万円差で追う池田勇太が、「苦しい展開になりながらも、良く耐えられた」と5バーディ、2ボギーの「69」をマーク。3ストローク伸ばし、通算10アンダーの首位タイに浮上した。今週の優勝賞金も4,000万円と高額。来週の最終戦へ逆転賞金王の望みを繋ぐべく、2週連続優勝に王手をかけた。最終日・最終組でのラウンドは今週で9回目となり、過去5勝と6割以上の勝率。さらに今シーズンの4勝は、いずれも最終日・最終組から生まれたものだ。

ホールアウト後、「今日は自分のコンディションが万全ではなかった」と明かした池田。「先週も優勝争いをして勝って、今週もこの位置。多少、体力的・精神的な疲れがあった」。この日はドライバーのブレに加え、好調をキープするアイアンショットでもグリーンを外す場面がしばしば。風やフライヤーなどのジャッジミスと振り返るが、精神的な疲れが影響していた可能性も否めないだろう。

「痛みとかではないので、今日しっかり休んでリセットしたい。今日みたいなゴルフでは勝てないし、(体調を)完璧にして明日を迎えたい」。キョンテも2打差と背後に迫っているが、「相手がどうだとか、オレの場合は関係ない。自分が手を伸ばせば(賞金王を)獲れる位置にいるわけだし、そういう意味では明日を大事にしたい。その気持ちだけ」と、意に介していない。向かうべき方向はただ1つ。自らの勝利に向け、突き進むだけだ。

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2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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