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「夢のような時間・・・」遼VS薗田のプレーオフ全容

通算9アンダーで並んでホールアウトし、18番パー4の繰り返しによるプレーオフに突入した石川遼薗田峻輔。高校の先輩・後輩の対決に、ともに「夢のような時間」と口を揃えていた注目のプレーオフは、4ホール目で決着。石川が自身初の大会連覇を飾った。その内容は互いに一歩も譲らぬ、見ごたえのあるものだった。

【1ホール目】
先にティショットを打った薗田は右のバンカー、石川はフェアウェイを捕らえる。石川はピン左手前7メートル、薗田はピン手前25メートル。ともに2パットでパー。

【2ホール目】
先にティショットを打った薗田はフェアウェイ、石川は右の林へ打ち込むピンチ。ここで石川の飛球線上にテレビ塔があったため、救済の対象に。林を少し出たところから2打目を打ち、グリーン左カラーへ運び、幸運なパーセーブ。薗田は右手前6メートルに乗せるも、外してパー。

【3ホール目】
先にティショットを打った薗田は左のバンカー、石川はフェアウェイ。石川はピン手前4メートル、薗田はピン手前2メートル。互いに絶好のチャンスを迎えるが、ともにカップに蹴られてパーを分け合う。

【4ホール目】
先にティショットを打った薗田はフェアウェイ、石川は左のバンカー。石川はピン左手前4メートル、薗田は左3.5メートルにオン。先に打った石川は2パットで沈めてパーセーブ。薗田はファーストパットが1メートルオーバー。返しのパーパットが再びカップに蹴られ、石川の勝利が決定した。

「心身ともにギリギリのところでプレーしていた」という石川だが、「夢のような時間。いつまでもやっていたいプレーオフだった。(薗田が4ホール目で)パーパットを外した瞬間、複雑なものが胸の中にあった」と明かしていた。

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