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2010年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

勇太、単独29位「良くやったと言ってやりたい」

初出場にして決勝進出を果たした「マスターズ」最終日、池田勇太は通算3オーバーからイーブンパーを目標にティオフした。

前半は2番でバーディを奪ったが、4番、5番で連続ボギー。しかし、この日のフェアウェイキープ率は100%とショットが好調。折り返した後半は14番までパープレイが続いたが、15番パー5で2オンに成功して楽々バーディを奪う。16番では今週を象徴するかのように、ラインを読み切れずにピン上2mから3パットのボギー。しかし、17番で7m、18番で2.5mと上がり2ホールは連続バーディで締め括った。

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この日「71」で回った池田は、通算2オーバーの単独29位フィニッシュ。「終わり良ければすべて良しじゃないけど、初出場にしては上出来。これからに繋がる」とホールアウト後の池田は上機嫌。「想像よりは遥かに上を行っている。予選も通らないと思っていたから」と、開幕前と4日間の競技終了後では、大会に対しての印象もがらりと変わっていた。

池田が得たのは課題と確信。4日間戦って、新たに身に付けたい技術はあったか?と聞かれ「特に無いんじゃないかな」。同組の選手が意外なところで、意外なショットを打つことが「勉強になった」というものの、「俺のバリエーションの中でこれだけ通用したんだから、あとはバリエーションの使い方」と、応用力を課題に挙げた。

「来年、磨き上げて戻って来たいとつくづく思った」という池田だが、「マスターズ」に対する思い入れは決して強いわけではない。「まぁ、4大メジャーの一舞台に立った感じ。じゃあ、次行こうかって」と笑う。

将来はPGAツアーへの参戦を目指している池田は、今年のQスクールを受ける可能性も否定しない。「良くやったと自分に言ってやりたい」。今週得た確信を胸に、まずは来週開幕する国内ツアーが照準となる。

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