大きなバッグをいくつも運びながら笑顔で帰国した宮里藍

米国女子ツアー「LPGAステートファームクラシック」で、最終日まで優勝争いに加わり6位タイに終わった宮里藍が、1夜明けた月曜日に移動し日本に到着した。宮里は今週開催される米国女子メジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」の出場を見合わせ、自身の所属先となるサントリーが主催する「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」に出場する。

宮里がこの大会に出場するのは4年ぶり。2004年には優勝を果たし、05年は12位タイ。翌年から米ツアーへの本格参戦をスタートさせた宮里に対し、サントリー側の配慮で大会への出場を義務付けることはなかった。

＜＜　下に続く　＞＞

成田空港経由で伊丹空港に到着した宮里を待ち受けていたのは、通路に収まりきらないほどの報道陣だった。大きなカバンをカートに乗せ、左手をあげて「ただいま！」と長旅の疲れを感じさせない笑顔を見せた。

早速報道陣に囲まれた宮里は「先週良い終わり方でしたので、いい調子を維持したいです。米ツアーもここまで半分終了して満足いく結果が残せています。今週の試合は所属の大会ですので楽しみたいと思っています。以前は違うコースで開催されていたので、六甲国際は試合では初めてになります。でも昨年スキンズマッチでラウンドしているので、知らないコースではありません。

出るからには優勝したい気持ちはありますが。目の前の一打一打に集中して行きたい。調子が良い状態で帰ってこれたのも楽しみにつながっています。4月に来たときは気持ちが空回りしてしまったけど、今は自分のやるべきことが明確になりました。日本はファンの方々が多いので、声援も力になります」。ゴルフの調子の良さがそのまま表情に出たような明るく元気な「藍ちゃんスマイル」全開。宮里は明日のプロアマ戦から会場入りし、木曜日からの試合にむけ最終調整を行う。