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さくら、初の日本タイトルに王手!「獲ってみたい気持ちは強い」

横峯さくらが、自身初の“日本タイトル”獲得に王手をかけた。「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」3日目、首位を1打差で追う横峯は3バーディ、2ボギーと1つ伸ばし、通算6アンダーでホールアウト。上位がスコアを落とす中、2位以下に3打差をつける単独首位で最終日を迎える。

3番(パー3)で2mを沈めバーディを先行し、早くも首位スタートの三塚優子に並ぶ。しかし、7番ではティショットを左ラフに打ち込みボギーを叩くと、9番では「ストロークが悪かった」と1mのスライスラインをカップ右に外し、3パットによるボギー。これまで注意を払ってきた“凡ミス”により再び三塚にリードを許し、不穏な空気が漂いはじめる。

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傾きかけた流れを止めるターニングポイントとなったのが、難関ホールの12番パー4。グリーン奥のカラーから残り15mの3打目を、SWで直接カップに捻じ込むチップインバーディ。「気持ちが楽になったし、(この日)イーブンに戻せたことで立て直すことができた」。14番では5mを沈めてパーを死守。さらに16番(パー3)で3mを沈めてバーディを奪い、後続を一気に突き放した。

自滅による9番のボギーから立て直し、今週ではただ1人の3日間アンダーパーをマーク。「気持ちが切れていたら、絶対にアンダーでは回れなかったと思う」と、高い集中力はこの日も健在だった。予選ラウンドに比べてティショットが左右に暴れ、ラフに打ち込むこと7回。その中で「しっかりパーを拾えたし、ガマンのゴルフができた」と納得の表情を浮かべた。初の“日本タイトル”獲得に向け、巡ってきたビッグチャンス。「獲ってみたい気持ちは強いけど、3打差はあって無いもの。18ホールが終わってみないと分からないのがゴルフなので、またイチからやっていきたい」。逸る気持ちを抑え、最後まで集中力をキープできたとき、横峯に歓喜の瞬間が訪れる。(千葉県市原市/塚田達也)

2011年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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