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プレー再開直後のパーセーブで流れを掴んだ2日目

横峯さくらが完璧なゴルフで2日目にして単独トップを奪った。国内女子ツアー最終戦、「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」(宮崎・宮崎カントリークラブ)は24日、降雨サスペンデッドになった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行ったが、2ラウンドをこなし通算4アンダーとした横峯が、2位の諸見里しのぶに1打差、ライバルの宮里藍には6打差をつける単独首位に立った。

雨は止んだが、肌寒い曇りの天候の中再開された第1ラウンド。前日、5番パー3のグリーン上、3メートルのパーパットを残していた横峯だったが、この距離のパットは「練習しなかったです。練習してはずれたらすごくショックじゃないですか」とあえて練習せず、直接パッティングに臨んだ。そして難しいフックラインを読みきりパーセーブ。この大事なパーセーブがこの日の横峯にいい流れを与えることになる。

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その後第1ラウンドを1オーバー73で終え、首位と3打差の3位タイで出た第2ラウンド。第1ラウンドは封印した2本のドライバーを、キャディを務める父・良郎氏と「意見が合って」このラウンドから解禁。すると、出だし1番から5番までをスコアカード通りのパープレーでこなし、6番で約100ヤードのセカンドショットをSWで2メートルにつけてバーディ。前半を1アンダーで折り返す。

迎えた後半、11番パー5では46インチのドライバーでティショット。85ヤードが残った第3打のアプローチを見事30センチにつけ楽々バーディ。続く12番でもバーディを奪い、13番パー5ではセカンドショットに43インチの"直ドラ"を使用。この作戦も功を奏して3連続となるバーディと完全に波に乗り、トーナメントをリードした。

3年シードが与えられる公式戦である今大会。「アメリカツアーとかヨーロッパツアーとかにも挑戦したいので、3年シードがあればいいと思います」と横峯の夢も膨らむ。しかし優勝に関しては「う~ん、まだ早いですね。準地元ですからいいプレーは見せたいです」と、残り2日間を精一杯戦うことを誓っていた。

2006年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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