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前半9ホールで一番難しく感じますね（歴代記録では4番、5番に続いて3番目の難易度）。気持ち良くパーで抜けられたら最高です。1番がパーだと、2番（パー5）で変なプレッシャーも掛かってこないけど、ここでボギーを打っちゃうと2番、3番で“取り返さないと”っていう気持ちになる。4、5、6番と難しいホールが続くので･･･。

右ドッグレッグのティショットは左の林に突き抜けることがあります。でも、オーガスタはラフがないから、林の中まで行かなければなんとかなる。右バンカーはアゴが高いので注意が必要です。

グリーンは上から速いし、横からも速くて切れる。左と奥に外すのは絶対ダメ。右手前13ydくらいまでは全部手前に戻って来ちゃうし、そこからのアプローチは微妙な距離が残りやすい。簡単に真ん中に載せておけばいいという感じではないですね。

オーガスタはよく“狙う範囲が四畳半”とかいうけれど、一番難しいのは風が舞うことなんですね。マスターズに出られる人はみんな狙った距離をしっかり打てるけど、狙った距離を打っても結果が伴わないことが多い。それで、リスクを取りたくないのでセーフティな方、1番なら奥は絶対ダメなので、手前に落ちて来ちゃう人が結構います。そこから難しいのが残って1、2個パターを外すと、もうリスクが取れなくて、どんどん攻められなくなっていく。無理して攻めてうまくいくときは良いけれど、どつぼにハマると、タイガーでも5、6オーバー打つことがありますから。