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石川遼

石川遼、首位と7打差30位で忍耐の決勝ラウンドへ

愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで開催中の国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」2日目を1オーバーの35位タイからスタートした石川遼は、4バーディ、6ボギーの「74」とスコアを落としたものの、通算3オーバーの30位タイへと順位を上げた。

初日に続き、強い日差しを浴びながら迎えた第2ラウンドのティオフ。深いラフが待ち受けるコースで、序盤から石川はスコアメークに苦しんだ。第1打を右ラフに打ち込んだ2番から4番、6番とフェアウェイをキープできずに3ボギー。早々に通算4オーバーまで後退した。

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「ショットは悪くなかったが、ラフにちょっと入っただけで難しくなる」。前日よりもいっそうフェアウェイが硬くなり、バウンド次第で続くショットの難易度が激しく変わる。7番(パー5)、折り返しの9番でいずれも2メートル以内のチャンスをものにして2バーディを決めたものの、後半開始直後の10番、11番でいずれも第1打を左ラフに打ち込んで連続ボギー。13番(パー3)ではアプローチミスからこの日6つ目のボギーを叩いた。

それでも2オンに成功した15番、3メートルを沈めた17番でバーディを取り返す。最終18番では残り175ヤードの第2打を左のバンカーに入れ、6メートルのパーパットを残したが、このフックラインを沈めてガッツポーズ。「最初にボギーが3つ出てしまったけれど、その後を最小限に抑えられた。今日は昨日より上がりが良かったという印象」と話した。

「(例年難易度の高い)日本オープン(10月9日開幕)に向けてもアプローチやラフからのショットの練習にもなるかなと思う」と言うほどのセッティング。それでも「パープレーでも順位は上がる。ひとつ、ふたつ伸ばせば順位は10も20も上がって行くはず。いかにボギーを少なくするか」と我慢比べとなるであろう決勝ラウンドを見据えていた。(愛知県みよし市/桂川洋一)

2012年 コカ・コーラ東海クラシック



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