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石川遼

石川遼、アイアンショット修正で12位タイに急浮上

「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の2日目、大会のホストプロとして出場している石川遼が、7バーディ、1ボギーでラウンドし、通算6アンダーでホールアウトした。初日を終えて69位タイと出遅れていたが「65」をマークして12位タイに浮上してきた。

スタートの1番ではボギーをたたいた石川は、2番で2打目をピン1mにぴたりとつけてバーディを奪った。前日、5アンダー以上をノルマとしたことに「1番でボギーをたたいた時には5アンダーという目標は忘れていました。覚えていたら、そこから6つ取らなければと考えてしまい、自分を追い込んでいたと思う」と、2番のバーディから1つ1つ、バーディを積み重ねることだけに徹した。

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続く3番パー3は打ち下ろしで風の計算も難しく、池に捕まる選手も数多くいる中でピン4mに1オンし連続バーディ。6番でもバーディを奪うと、533ヤードの9番パー5ではピン手前1.2mに2オン。グリーンの傾斜を読み切れずイーグルパットは外すが、難なくバーディとした。

後半に入り、4ホールパープレーが続くが、14番、16番、さらに17番でもバーディを奪った石川は、最終18番のティショットを左に曲げて、2打目はフェアウェイにレイアップ。バーディを奪うことは出来なかったが、ギャラリーの拍手に包まれホールアウトした。

「最後の2打目はリスクを負ってグリーンを狙うことも出来ましたが、まだ2日目なので確実にフェアウェイ、そして3打目にかけたのですが、3打目はミスでしたね。2打目でフェアウェイに出して拍手をもらった時は、面白くないゴルフを見せてしまい申し訳ない気持ちでした。これが最終日だったら、確実にグリーンを狙っています」と、冷静な判断で行ったレイアップをファンに魅せるプレーでは無かったと少しだけ後悔する。

ノルマの5アンダーを上回る6アンダーというスコアに石川は「今日はアイアンショットが良かったので、このスコアにつながりました。2番のセカンドショット、3番のティショットと、昨日までだったら逃げてしまっていたけど、今日はピンを攻めることが出来ました」と振り返る。

石川は初日のラウンド後に8番アイアンを重点的に練習した。「ショートアイアンの中では1番長いクラブですし、今週は150ヤード以内が大事だと思ったので。あと、アドレスの向きを再確認しました。少し左に向いていたので、それが修正できたのも大きいです。結果的にピンを狙うことができたし、7つのバーディを奪えたので練習の成果が出ました。明日からの2日間も逃げずに今日のようなゴルフをしてスコアを伸ばしたい」と、首位と4打差で決勝ラウンドを迎える手応えを掴んだ。(兵庫県三木市/本橋英治)

2012年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン



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