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石川遼

遼、24位に後退「こういうゴルフがやりたいわけじゃない」

高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープン」2日目。2アンダーの8位タイから出た石川遼は1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「75」で回り、通算1オーバーの24位タイに後退した。

初日に比べ、早朝は穏やかな風に恵まれたこの日。石川はスタートホールの1番でいきなりバーディを奪った。ドライバーでのティショットをきっちりフェアウェイへと運び、ピン下から2メートルのバーディパットを沈める理想的な出だし。2番では花道からのアプローチできっちりパーを拾い、チャージの準備を整えたかに思われた。

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ところがその後は要所で決め手を欠いてパーを並べた。フェアウェイキープを続けながらも、バーディチャンスにつけられない。5番、7番の2つのパー5ではいずれも3番ウッドでの第2打が右へ出て、ラフからの第3打を余儀なくされた。そして8番(パー3)。ティショットをグリーン右手前のバンカーに入れると、2打目で脱出ならず。3打目でようやく乗せたが、結局2パットでダブルボギー。スコアを1ストローク落として前半を終えた。

後半に入ってもバーディを奪えないまま12番のボギーでまたも一歩後退。16番では右ラフからの第2打がグリーン奥へとこぼれボギーとした。「パット、アプローチは良い出来だったが、特にアイアンショットの距離感が合わず、厳しい展開になった」。笑顔を無くして3ストローク後退したラウンドを振り返った。

ショットの不調の原因を、やはりスイングの問題とした石川。「アイアンで、ドライバーショットの時と同じように、体重を乗せて打てていなかった。重い球が打てていない。球が“ただ上がっている”だけ」。中盤から強く吹き始めた風の抵抗を大きく受けた打球は、思うようにプレーを組み立てられない。

初日に手応えをつかんだショートゲームはこの日も冴えた。しかし既に上位陣がバーディを重ね、スコアを伸ばしたい状況でアプローチ頼みのゴルフで急浮上は難しい。「(ショートゲームが好調で)ショットを思い切って打っていける状況にあるのに、攻められないのはもったいない」と唇をかむ。そして「こういうゴルフがやりたいわけじゃない」と吐き捨てた。

賞金ランクトップのまま、PGAツアーのシード権をかけた予選会に出場するため米国へと旅立ったベ・サンムン(韓国)を逆転するためには2連勝が必要。だが残り36ホールで10打差は黄信号といえる。「自分がやるべきことを、ただ集中してやるだけ。悲観的には思っていない。昨日、今日と同じ練習を繰り返して、結果が出るのを待つだけ」。がけっぷちに立たされた状況で起死回生のチャンスを迎えられるか。(高知県芸西村/桂川洋一)

2011年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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