2011年 コカ・コーラ東海クラシック
期間:09/29〜10/02 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
石川遼、休憩で気合い入れ首位と3打差21位タイ
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で2年ぶりの優勝を狙う石川遼は、大会前日に「ドライバーが調子良いので・・・」と話していたが、初日のラウンドでフェアウェイを捉えたのは、僅かに1回だけだった。
10番からスタートした前半は、11番で大きく右に曲げるトラブル。2打目はグリーン方向に打てたが、枝に当たって3オン2パットのボギー。15番パー5でバーディを奪うが、17番は左に曲げて林の中に打ち込んでしまった。ここでもボギーをたたき1オーバーで前半を終えた。
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日没時刻の影響もあり、今週から男子ツアーは出場人数が108名に減るため、午前組、午後組には分かれず9ホールを終えた選手たちはインターバルの休憩をとることになる。この日の休憩は約50分、石川は食事を摂り、その後はロッカールームでシャドウスイングを行い後半に備えた。
すると、後半は3バーディ、1ボギーとスコアを伸ばして1アンダーでホールアウト。3番で唯一ドライバーでのティショットをフェアウェイに運ぶと、ピン手前1.5mにつけてバーディ。さらに最終9番では、ピンの右手前4mを沈め力強いガッツポーズを見せた。
「上位のスコアがわからずにラウンドしていましたが、3打差は十分な位置だと思います。今日は朝の練習場から思い切りが足りなかったですね。ハーフターンで自分にカツを入れました」と話す。ハーフターンの休憩が石川にとってはプラスに働いた。
「前半の流れでそのまま後半に入っていたら、スコアを伸ばすことは出来なかったと思います。そういう意味でよい休憩でした。カツを入れたというのは、ショットが曲がるのも気持ちの問題だと思って、気合いを入れなおすことができたので、だんだんショットも良くなってきました」と振り返る。「明日は前半から良いスイングで、後半も持続できるようにしたい」と話す石川。週末を上位で迎えるためにも2日目が大事な1日になりそうだ。(愛知県みよし市/本橋英治)