2010年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/21〜10/24 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
遼、滑り込みで60位タイ・・・ギリギリ予選突破
今年の「ブリヂストンオープン」は、石川遼にとって試練の戦いとなった。初日はショットの精度を欠き、予選通過圏(60位タイ)外となる1オーバーの68位タイ。迎えた2日目もドライバー、アイアンともに安定性に欠け、スコアメイクに苦しむ展開が続いた。
スタートホールの1番では3パットのボギー。2番、5番とバーディを奪うが、その後は2打目以降をピンに寄せきれず、バーディチャンスを演出できない。「スコアどうこうより、自分のスイングのことで精一杯だった。カットラインは、そんなに気にしていなかった」。最終的に2バーディ、2ボギーのイーブンパー。ホールアウト時は59位タイと、予選通過は後続の結果に委ねられた。一時は61位タイと圏外に落ちたが、最終組の結果により、最後の最後で60位タイに浮上。辛くも予選通過を果たし、「通過を信じ、明日に向けて練習をしていました。通って良かったです」と胸を撫で下ろした。
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しかし、安堵の気持ちは一瞬。「2日間、良いゴルフができていない」と、当然ながら石川に満足の表情は見られない。「贅沢な悩みですが、最近は上位でプレーできていて、この順位から下に行きたくない、最終日・最終組を回りたいなど、結果にこだわる部分があった」。結果を求める雑念が、自分のプレーに集中することを妨げていたという。
首位に11打差で迎える決勝ラウンド。この状況を、石川は前向きに捉えている。「トップと遠い位置なので、久しぶりに自分のスイングに徹底できる良い環境だと思う。その辺に期待したい気持ちに切り替えたい」。石川にとって、今後のプレーを左右する重要な決勝ラウンドとなりそうだ。