2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル
期間:03/25〜03/28 場所:ベイヒルGC&ロッジ(フロリダ州)
遼、暫定40位タイで4日間を終え、次戦はマスターズ!
「アーノルド・パーマーインビテーショナル」最終日、通算1アンダーの32位タイからスタートした石川遼は、1番でティショットが左ラフに捕まり、パーオン出来ずにボギーとすると、続く2番ではアプローチを寄せ切れずに連続ボギーとしてしまう。
午後からサンダー・ストームの予報が出ているオーランドは、早い時間から湿った強風が上空を舞い、最終日らしくピン位置も端から数ヤードの位置に切られる難コンディション。それでも、5番で13mのロングパットを沈めてバーディを奪うと、続く6番パー5ではレイアップして3打目をピン上5mにつけ、このバーディパットもカップに沈めた。
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中盤は3つのボギーを重ねたが、16番パー5では2オンに成功してバーディを取り返し、通算1オーバーで迎えた18番。池越えでピンを狙ったセカンドショットは、会心のショットだったというものの、ピンの手前で水しぶきを上げた。
72ホール目で今週初めての池ポチャ。「逃げたら自分の為にならないと思って、自分を試す気持ちで打った」と振り返る。最終ホールをダブルボギーとし、通算3オーバーの暫定40位タイでホールアウトした石川は、「風に対する距離の合わせ方や、打っていく球筋がまだまだなんだと肌で感じた瞬間でした。この結果をしっかりと受け止めたいです」と、冷静に自分の技術レベルを判断した。
これで、次戦はいよいよ2度目の「マスターズ」。今年の大きな目標に掲げる予選突破は決して楽観出来るものではないが、「オーガスタとかマスターズだからと言って、ウキウキ、ワクワクする遠足気分は去年で終わりにしようと思います」と今年は真剣モードで挑む。
「今まで自分がやってきたことを絶対に発揮する。その舞台が近づいてきているんだというワクワク感です」と石川。来週は火曜日からオーガスタでの練習ラウンドを予定しており、ラスト一週間で最後の仕上げを行う。